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ふることふみにようこそ!カウンター 人目の訪問者です。参考文献、引用等は、水谷清 先生 著 古事記大講 です。

ふることふみ(古事記)

あめつち はじめ おこるのとき たかあまはら に なりませる かみの みなは あめのみなかぬしのかみ

大倭豊秋津嶋(おほやまととよあきつしま)は天之御柱が直ちに変形してできた、中心核嶋であります。
此(この)八嶋は小(この)八嶋であり、子(この)八嶋であります。
大倭豊秋津嶋は此八嶋・小八嶋・子八嶋であるから、先に生まれた8対の嶋(16嶋)を
大八嶋(おおやしま)というのであります。
大倭豊秋津嶋と大八嶋との関係は、卵と雌鳥との関係であります。雌鳥が卵を生んだとすれば雌鳥は親で、卵は子であります。卵から雌鳥が生まれ出たとすれば、卵が親で、雌烏は子であります。卵が先か? 雌鳥が先か? どちらも天之御柱から生まれ出たものであるから、どちらも先でもあり、後でもあるわけなのであります。また種子と草花の関係として捉えることもできるのであります。
草花は種子が発芽し、成長し、花開き、実を結んだものであり、種子は草花から結実してできたものであるのであります。いずれにしても卵の中に、種子の中には、既にどのような鳥となり、どのような花を開くかという根本原因が存在しているのであります。だから大倭豊秋津嶋には大八嶋の根本模型ともいうべき雛形が既に存在し、その雛形通りに展開されて大八嶋は現れるのであります。

 天御虚空身秋津根別(あめのみそらとよあきつねわけ)の天御虚空(あめのみそら)とは高天原の包容名であり、豊秋津(とよあきつ)とは豊かな姿を現実に明らかに現した、八対16嶋の大八嶋であり、根別とはその大八噂の根本・根源・根因・根底・根基となる国相・国性・国体・等の本因であります。〔1O如是:一切存在の10のあり方・一つのものの各方面(相・性・体・力・作・因・縁・果・報・本末究竟)〕

 日本と世界の関係は、大倭豊秋津嶋と大八嶋の関係である。天之御中主神の御心は根本種子である日本から出発して、発芽し、成長し、展開して、世界のすべての姿となって現れているのであります。だから世界の文明・文化の精華はことごとく日本から出発して現れたものばかりであります。また逆に見てゆくと、親が子を養育するように、世界の文明・文化の精華のすべてが日本に流れ入って、根本種子である日本を育て上げるようになっているのであります。
 日本は常に天之御中主神の御心を体して、理想世界を実現するための雛形・模型でなければならないのであります。日本の天命・責任は偉大かつ重大なものであります。日本が立派になりさえすれば、世界は素晴らしく変貌するのであります。その為には日本人は深く深く祈りに折らなければならないのであります。そして天之御中主神の御心を体して、本心の自分をしっかりと生きて、最高理想の雛形を日本にしっかりと打ち立てなければならないのであります。

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 高天原(全大宇宙)とは、天之御中主神(絶対神)が天之御柱と現れ、その天之御柱が直ちに変形して出来た大倭豊秋津嶋(中心核・中央基準相)が基になって、イヤヒロドノされて出来た大八嶋がそれであるのであります。中央基準相に無限の変化があり、幾多の方式に則ってその変化が反映されて大八嶋となるのであります。大八嶋とは単に八つの嶋と言う意味だけではないのであります。
それはオホイヤシマであって、偉大なるいよいよ益々無限無数無量に生み出される組織紋理(構成形態)という意味であります。イヤヒロドノ(八尋殿)は無限に伸展する生命の表象であります。
 妙法(真・善・美・聖を表現している神の働き)は蓮華(蓮:果・中心核・大倭豊秋津嶋、奉:花・大八嶋)の相をしていると言うのは、この大倭豊秋津嶋と大八嶋の関係を示しているのであります。蓮華は花の咲くのと実の結ぶのが同時であります。本因本巣の妙諦を立証するために、華果同時の草花を借用したのであります。本因のままに本果を表す即身成仏の秘義を端的に表しているからなのであります。
 大倭豊秋津嶋と大八嶋の関係を人に当てはめて考えると、大倭豊秋津嶋はその人の信念であり、大八嶋はその人の肉体であり、環境である。人は皆既に自己の心の奥に、神さまと一体の本心があり、中央基準相を支配して、大八嶋を無限に・永遠に伸展させてゆく力を備えているものであり、我即宇宙の真諦を宿しているものであります。運命の奴隷となったり、環境に影響されるのは、本心の自己を忘れ、中央基準相を支配することを怠っているからであります。自己の不運を決して嘆いていてはいけないのであります。何事も環境のせいにするな! 他人のせいにするな! 運命を支配せよ! 環境を支配せよ! その為には安易に人に頼るな!物に頼るな! 徹底して自己を掘り下げよ! 本心の自己を発見せよ! そして中央基準相・自己の信念を明るい・幸せな・書きものに変化させよ! そうすれば自己の信念通りに、明るい・幸せな・善き運命は自然に現れてくるのであります。
 更には自己のすべてを神さまに捧げ尽くして、本心の自己(神)にまで昇華せよ! 徹頭徹尾神さまの為に生きよ! みんなの幸せの為に、神さまの御心を現す為に、至忠・至孝・至悌の絶対奉仕の道を歩め! そうすれば本心の自覚が深まって、小さい自分のことなど気にならなくなる。神さまの至護・至慈・至愛がひしひしと強く感じられてくる。その無限の大慈大悲にただただ感謝感謝が湧き上がるだけとなる。神ながらに生かされ、愛され、無限の無限の幸せ一杯に護り導かれていることに対して、無上の喜びを感じるだけとなるのである。ありがとうございます・・・・・

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